サラリーマンの奥様が抱える相続の疑問についてお答えします

 今回の動画ではサラリーマンの奥様が抱える相続の疑問について新沼さんにお伺いしていこうと思います  
 私自身サラリーマンの妻という立場なので相続に関する不安について同じような立場の方の気持ちに寄り添えていければと思っています

相続税はいくらから発生するの?

 では早速質問に入っていくんですけれども今まで相続税なんて考えたことありませんでした っていう人多いと思うんですけどもどれくらいの財産だったら相続税というものは発生するのでしょうか 
 亡くなった方の相続財産の合計額が 3,000万円+600万円×法定相続人の数 を超えてくると 相続税の申告をする必要があります 
 3,600万円だと持ってないよって人がいたり そんなにないよって人が多いと思うんですけども 実際はどうなんですか 
 現預金で3,600万円っていうと かなり大きいように感じるんですけれども相続財産の中には土地も含まれます。 西三河は土地の値段が高くすごく豊な地域ですので 3,600万円を超えるケースも かなり多く出てきています 
 
 持ち家だったり土地持ってる人だと 気をつけなきゃいけないということなんですね 

期限はいつまで?

 相続税の申告は 亡くなってからの何日までに しなきゃいけないって決まっているんですか  
 亡くなってから10ヶ月以内になります  
 それは納付も含めて10ヶ月なんですか  
 納付も同じ10ヶ月以内になります  
 その10か月の間に何をしなきゃいけないんですか  
 まず亡くなった方が何をどれだけ持っていたのか というのを洗い出します その次にそれらを相続人で分けていきます 申告が必要そうなら税理士さんを探して 申告、納付といった流れになります

一番大変なのは?

 その中で一番大変なのはどのようなことですか 
 やっぱり分けるところですかね どうしてもそれぞれの思いがあるので 揉めてしまうことも多々あるかと思います

妻は相続できるの?

 相続の分割について 実例を用いてお伺いしていこうと思います お客様から実際に質問をいただいているので それぞれ質問をしていきたいと思います。今回、お客様から受けた質問で 今義理のお父さんを介護しています お父さんが日頃から感謝は してくれているんですけども 遺産は相続できるのでしょうか というご質問があるんですけども 実際は相続できるんですか 
 今のままだとできないですね 今のままだと奥さん、お嫁さんという立場は 相続権がないので 今のままだと相続できないことになってしまいます 
 では奥様が介護をしても 何ももらえないということなんですかね 
 ただお父さんがお嫁さんに感謝して 何かを残したいということであれば お父さんがお元気なうちに対策することはできます 
 まず一つ目はお父さんが 遺言書を書いてくださること 二つ目はお父さんが元気なうちに 生きているうちに先にお嫁さんに贈与をすること 三つ目は受取人をお嫁さんにした 生命保険に入ってもらうことです 
 事前に渡したいって思ったなら 元気なうちに行動するということが大切なんですね 
 遺言書を書いたり、贈与をしたり 生命保険に入ったりする行為は法律行為になるので お父さんが亡くなったらできませんし お父さんが認知症になってしまわれたら こういう行為もできなくなってしまうので お元気なうちに対策する必要があります 

子供がいない場合は?

 では続いての質問です 長男の奥さんからの質問なんですけども 長男ご夫妻には現在、子供はいません お父さんの土地に家を建てて 住んでいるんですけどもその土地が 先祖代々の土地で 奥さんの家系に相続されてしまっては困る そのためお父さんから二男へ相続させたい と言われてしまったそうです  
 よくあるパターンだとは思うんですけども それだと長男の奥様からしてみれば 生活の基盤がなくなってしまって非常に不安ですね  
 こういった場合はどういう対策ができるんですか  
 一番理想としては お父さんからまず長男さんへ相続をして 長男さんから長男の奥さん 長男さんの奥さんが亡くなった時に 二男さんに戻すという流れが 理想だと思うんですけども 残念ながら遺言書では 自分の次の相続人にしか指定できないので その場合は最近注目されている家族信託 という方法をとるのが良いかと思います  
 そんな方法もあるんですね