税制改正|相続・贈与一体化に備え、教育資金の一括贈与は計画的に

教育資金
昨年は、R4年度の税制改正で相続・贈与の一体課税になるかも!?と騒がれました。お客様もお孫さんに毎年のんびり暦年贈与をされていたのですが、暦年贈与がなくなるかも!?という話を聞き焦られたようで、年末になって「教育資金の一括贈与」をどうやったらできるか、との相談を受けました。

制度の概要をお話しし、ではやろうかな、という話になったのですが、この非課税制度の適用を受けるためには、金融機関で教育資金口座の開設を行わなければなりません。
まずは最寄りの営業所に教育資金口座の取り扱いの有無を問い合わせてみられることになりました。結局、教育資金口座の開設はできるとのことだったのですが、開設自体も、そしてその後の手続きも非常に煩雑で、ぶ厚い説明書をもらって一気にやる気がなくなりやめてしまわれました。

その後、R4年度の税制改正大網で相続・贈与の一体化の具体的な話はなかったのですが、近い将来一体化に踏み切る姿勢であるのは変わらないようです。教育資金の一括贈与にしても何にしても、早めに、計画的に行う必要がありそうです。

(営業担当N)