子から親へ贈与!?同居する場合の増改築費用の負担にまつわる話

子どもの家族が、親が所有する家屋に同居するというお話を時々聞くことがあります。その際に出てくるのが、同居に伴い、家屋の増改築をする費用を子ども側で負担したいのですが、というお話です。

子から親へ贈与?

改築費
結論からお伝えすると、贈与になります。そうお伝えすると、驚かれる方がほとんどです。同居させてもらうので、増改築費用は子ども側で出して当然、と思っておられる方が多いのです。
しかし、子ども側が費用を出したことにより、家屋を所有する親の財産価値が増加するということになるため、子どもから親への贈与、という結果になってしまいます。それを避けるには、親の所有する家屋に子どもが持ち分を持っていれば、自分の家屋に増改築を施すということで、贈与という話になりません。

家屋の持ち分を全て子どもに贈与してしまうと、親としては自分の家でなくなるため、肩身が狭い状況にもなりかねないので、難しいところではあります。

(営業担当M)