信託会社を作った地主会さんについて

弊社のお客様で、土地の地主さんの集まりである、地主会さんがあります。地主さんそれぞれの土地では小さかったり、場所が離れていて利用しにくいので、その付近の地主さん数十名で地主会を作り、まとまったその土地を法人や市に賃貸されています。

その地主会さんですが、メンバーが高齢になって相続がおこった時に、遠くに住んでいる子供に相続されたり、子供何人かの共有になったりして、だんだん管理運営が難しくなってきました。
そこでこの地主会さんは、土地の管理をするための会社(一般社団法人)を作られました。そして委託者:地主会 受託者:一般社団法人 受益者:地主会 で信託契約を結び、貸付用の土地を信託財産として、受託者である一般社団法人が賃貸・管理できるようにしました。

これにより、貸付用の土地は以前よりずっと、契約や契約更新、修繕などの管理がしやすくなりました。地主会がこのような信託会社を作るのは全国で3番目だとか。(第一号は鳥取砂丘の地主会さんだそうです)初めてのことが多いので手続き等色々苦労もされたようですが、今は安心して土地の賃貸業を行っておられます。

(営業担当N)