端株(はかぶ)の相続申告漏れにご注意ください

株
端株とは、1株未満の株のことを言います。平成21年に上場株式の紙ベースで管理されていた株券が電子化され、「証券保管振替機構」と「証券会社」で管理される振替制度が採用されることになりました。
そして株券が電子化される際に、端株は「証券会社」ではなく「株主名簿管理人」である信託銀行の「特別口座」で管理されることとなったのです。

そのため、端株がある場合には「証券会社」と「信託銀行」の2カ所で株式が管理されている状態となってしまったのです。証券会社の残高証明書の株数には端株は含まれておりませんので、それにより、端株の存在を失念または把握漏れが起きやすくなっております。

証券会社からの「残高証明書」と「配当金計算書」の株数が相違していれば端株があるかもしれません。 端株の相続の申告漏れをしてしまうと修正申告を行わなければならなくなりますのでご注意ください。

(営業担当K)